
2019.1.22.
入院12日目の日記。
朝9時前。主治医の先生が外来の前に回診で私のベッドへやってきました。
「おはようございます。
山下さん、ご相談なのですが…」
と切り出した先生。
改まった様子に身構えました。
「最近の診察で、赤ちゃんは少しずつ大きくなってくれていますし、羊水の状態も安定していますので、
産まれるまでに赤ちゃんがなるべく大きくなることを期待して、
帝王切開の日程を38週0日から、38週4日に後ろ倒そうと思います。
いかがでしょう?」
!!
思わぬ提案でした。
状態が良いので退院しろと言われるのかと途中ドキドキしましたが(←入院している方が安心なので退院したくない私)違いました。
すっかり1月末の帝王切開に向け、心の準備をしていたので少なからず戸惑いましたが、
別に日程が変わっても特に予定など入れていないので問題無いし、
先生がそれが適切だと仰るならそれで構いません。
そう返事をしたことで、その場で手術日が変更となりました。
1月末から2月頭へ変更。
たった4日の差ではありますが、少し心配になったことを先生に聞いてみました。
私「例えば、その4日の間に破水したり、陣痛が来た場合はやはり緊急帝王切開になりますか?」
先生「はい、そうです。ただその可能性が無いとは言い切れませんが、毎日のNSTや先日の 内診から判断するに、その兆候・可能性は低いと考えています。」
私「入院直後、別の先生に帝王切開の日程を後ろ倒しすることは出来ないか聞いたところ、『当時の子宮内の環境から考えると、お腹の中で長く育てるより早めに帝王切開で外に出してミルクで育てた方が良い』と言われたのですが、では、子宮内の環境は改善されていると考えて良いんですか?」
先生「はい、その通りです。正直、入院された当初私は1月末まではもたないと思っていました。ですがその後入院管理で状況は好転してきているので、今回の判断をしました。」
まさか、入院当初帝王切開の予定日まで持たないと思われていたとは…
それにしても、ずいぶん状況は改善されたってことなんでしょうかね。
なんとなく、
1月末に向けてしていた覚悟が先延ばしされてしまった虚無感と、
赤ちゃんに会える日が遠のいた残念さと、
破水や陣痛などで緊急帝王切開になる不安を感じてしまいますが、
でもやはり嬉しいことです。
2月頭、元気な赤ちゃんに会える日まで少し伸びた入院生活、頑張ろうと思います。
〈続く〉